Mei Semones Howl
Available to purchase from our US store.ブルックリンを拠点に活動する彼女が、この度メジャー・デビュー・アルバム『Howl』を2027年1月15日にVerve/Interscopeよりリリースすることを発表した。本作は、メイにとってVerve/Interscope移籍後初のアルバムとなる。
アルバムの発表にあわせて、先行配信曲のタイトル・トラック「Howl」の配信およびミュージック・ビデオの公開もスタートしている。
26歳のメイ・シモネスは、これまでに『The New York Times』と『Stereogum』の“Artist to Watch”に選出されたほか、『Paste』の“Best of What’s Next”、『Rolling Stone』および『The FADER』の“Artist You Need to Know”にも名を連ねてきた。
『The New York Times』が「卓越した技術で、複数の文化を自在に横断する音楽」と評し、NPR Musicも「メイ・シモネスのジャンルを越境するバイリンガルな音楽は、これまでに聴いたことのないもの」と称賛するなど、独自の音楽性に大きな注目が集まっている。
メイの音楽では、ジャズ、ボサ・ノヴァ、サンバ、マス・ロックといった異なる要素が、それぞれ別のジャンルとして扱われるのではなく、ひとつの音楽世界の中に自然に溶け込んでいる。
彼女のバイリンガルなソングライティングも同様で、楽曲の中で英語と日本語を自在に行き来し、ときにはひとつのフレーズの中にも両方の言語が登場する。メイ自身も、2つの言語で歌詞を書くことについて「その方が、より自分らしいと感じた」と語っている。
2025年にリリースされたデビュー・アルバム『Animaru』が、自立することや、身の回りに存在するさまざまな形の愛を祝福する作品だったのに対し、『Howl』では、人生や成長に伴う複雑さへとさらに深く踏み込んでいる。
困難な記憶、束の間の喜び、そして思いがけない感情の重みを持つ日常の何気ない瞬間。本作には、そうした人生の断片がメイならではの視点で描かれている。
アルバムのタイトルと表題曲「Howl」の着想は、2025年7月4日の夜に生まれた。
独立記念日の花火がブルックリンの街に打ち上がるたび、通りの犬たちは、その音に応えるように長い遠吠えを響かせていた。その夜、街が祝祭に包まれる中、メイは一人で自宅に残り、ギターを弾いていたという。
しかし、彼女はその孤独を不快には感じなかった。犬たちの遠吠えも、助けを求める叫びというよりは、互いの存在を確かめ合う挨拶のように聞こえた。音楽がいつもそばにある限り、本当の意味で一人ではない。翌朝には、表題曲「Howl」の原型が生まれていた。
メイは「Howl」について、次のように語っている。
「音楽を作ることは、ときどき宇宙に向かって遠吠えをするような感覚になります。私は音楽が好きだから、そして本能的にそうしたいと感じるから音楽を作っています。でも同時に、音楽は近くにいる人とも、遠くにいる人とも私をつないでくれる。この音楽を、私自身の“遠吠え”だと思っています」
「Howl」のミュージック・ビデオは、メイと長年コラボレーションを続ける映像作家の新保拓人が監督を務め、東京で撮影された。
このミュージック・ビデオについてメイは、
「新保拓人さんと彼のチームと一緒に、東京で『Howl』のミュージック・ビデオを撮影することができて、本当にうれしかったです。私が考えたコンセプトは、“昼はコンビニ店員、夜はギターに取り憑かれた狼男”。そのアイデアを拓人さんが完璧に映像化してくれたことが、とても気に入っています」
とコメントしている。
高校時代にジャズと出会い、バークリー音楽大学でギターを学んだメイにとって、名門ヴァーヴへの加入は、ひとつの原点回帰ともいえる。
ヴァーヴは、メイも敬愛するジョン・コルトレーン、バド・パウエル、ジョアン・ジルベルトによる歴史的な作品をはじめ、チャーリー・パーカー、セロニアス・モンク、ウェス・モンゴメリーらの重要作品を世に送り出してきた。
創設から70年を迎えた現在も、ジャズを過去のものとして保存するのではなく、その伝統を土台に新しい表現を築くアーティストたちのホームであり続けている。メイは、その歴史に新たに加わるアーティストとして、ジャズの伝統が今なお未知の場所へと進み続けていることを示している。
アルバム『Howl』は、マンハッタンの歴史的なレコーディング・スタジオ、Power Stationで制作された。同スタジオではこれまでに、ブルース・スプリングスティーン、デヴィッド・ボウイ、トニー・ベネットをはじめとする数々のアーティストが重要なセッションを行ってきた。
レコーディングでは、メイの歌声とギターを中心に、ヴィオラのノア・レオン、ヴァイオリンのクラウディウス・アグリッパ、ベースのノーム・タンザー、ドラムのランサム・マカファティが参加。フル・アンサンブルのダイナミックな一体感によって、メイの音楽を取り巻く豊かな風景が生み出されている。
多彩な楽器を取り入れた重層的なサウンドでありながら、アルバム全体には親密で繊細な空気が流れている。劇的な転機や大きな出来事だけが音楽になるのではなく、日常の中で世界から受け取ったものに、自分にとって最も自然な言葉で応えていく。『Howl』は、そんなメイ・シモネスの音楽への姿勢を映し出した作品となっている。
また、メイは2027年2月より大規模な北米ツアーをスタートする。今回のツアーには、これまでで最大規模となるヘッドライナー公演も含まれている。
劇的な転機や大きな出来事だけが音楽になるのではなく、日常の中で世界から受け取ったものに、自分にとって最も自然な言葉で応えていく。『Howl』は、そんなメイ・シモネスの音楽への姿勢を映し出した作品となっている。
独自の感性でジャンルや言語の境界を軽やかに越え、新たな音楽世界を切り拓き続けるメイ・シモネス。新章の幕開けとなる『Howl』とともに、今後のさらなる飛躍にも注目したい。
■メイ・シモネス プロフィール
ミシガン州生まれ、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する日系アメリカ人のギタリスト/シンガー・ソングライター。
バークリー音楽大学で学び、ジャズを土台に、インディーロック、J-POP、ボサ・ノヴァなどを融合した独自の音楽を生み出す。
英語と日本語を自在に行き来する歌詞、高度なギタープレイ、繊細で親密な歌声が特徴。
2025年に発表したデビュー・アルバム『Animaru』は、Billboard Jazzチャート13位、日本国内チャート48位を記録。The New York Times、Stereogum、The FADERなどから注目アーティストとして紹介され、Vulfpeck、American Football、Men I Trustらとのライヴも経験している。
日本ではFUJI ROCK FESTIVAL ’25のRED MARQUEEに出演し、大盛況。翌年の全国6都市ツアーでは各地ソールドアウト。
2027年1月に名門ヴァーヴからメジャー・デビュー・アルバムをリリース!
■リリース情報
メイ・シモネス AL『Howl』
2027年1月15日リリース
Mei Semones Howl
Available to purchase from our US store.- Howl
- 素直になりたい
- 2 Hands
- Akumu
- Chichibu
- Towards Manhattan
- Senro
- Hoteru
- Korokke
- Monster
- Kira Kira
- Okinawa Song ★日本盤ボーナス・トラック
ヘッダー画像:Photo © Saeka Shimada
