ギタリスト/プロデューサーのネイト・マーセロー、サックス奏者のジョシュ・ジョンソン、パーカッショニストのカルロス・ニーニョが新たなグループ「Openness Trio」を結成し、デビュー・アルバムを7月11日にブルーノートからリリースすることを発表した。先行シングル第1弾として、「Hawk Dreams」の配信がスタートしている。

Nate Mercereau, Josh Johnson, Carlos Niño / Openness Trio
Available to purchase from our US store.本作は、ロサンゼルスとベンチュラ郡の各地で行われた5つの異なるセッションから5曲を収録したもので、トパトパ山脈を臨むオーハイの丘陵地帯の屋外や、エリシアン・パークにある家屋のリビングルームなど、屋内外で行われたレコーディング・セッションを集めている。
今回新たなグループを組んだこの3人は、これまでにアンドレ3000、ミシェル・ンデゲオチェロ、カマシ・ワシントン、シャバカ・ハッチングス、ジェフ・パーカー、マカヤ・マクレイヴンなど、これまでに様々なアーティストとのコラボレーションを経験。それらで培った経験を活かし、奥深い音の世界を探求した内容となっている。
本作について、ネイト・マーセローは「『Openness Trio』は、このグループ名にふさわしいタイトルです。『Openness』は、ここで起こっていることを表す理想的な言葉です。傾聴、没入的な感情表現、深いコミュニケーション、発見、信頼、探求、そして私たちが今どこにいるのか、どこへ向かっているのか、そしてこれまでどこにいたのかを目の当たりにし、共有する瞬間に立ち会う。これらすべてが、私たちの音楽を今の形で生み出すのです」と語っている。
また、カルロス・ニーニョは、「これほどまでに誰かを信頼できると感じられることは稀です。そしてその感覚は、自分自身への信頼と認識を広げ、自分のことを信頼できるという感覚も育むのです。このトリオで演奏する中で一番お気に入りの曲は、タイトルにある”Openness”です。私たちが共に築く、完全にサイキックなコミュニケーションと繋がりは、刺激的で、深く滋養を与え、活力を与えてくれます。まさに『Open』なのです」とコメントしている。
そしてジョシュ・ジョンソンは、「トリオのタイトルは、音楽だけでなく、それ以上の多くのことを物語っています。このトリオとそのメンバーのおかげで、音楽の内外における私の認識が広がりました。音楽の美しさと深い愛情を何よりも大切にすることを改めて実感しました。2021年の初め、オーハイの果樹園で一緒に演奏した時のことを、とても懐かしく思い出します。久しぶりに人と一緒に音楽を演奏し、強い絆を感じたのを覚えています。あの日、このトリオは私にとって3次元の存在となり、最初から高揚感に包まれていました」と語っている。
■リリース情報
Openness Trio AL『Openness Trio』
2025年7月11日リリース

Nate Mercereau, Josh Johnson, Carlos Niño / Openness Trio
Available to purchase from our US store.収録曲目:
1. Hawk Dreams
2. …Anything is Possible
3. Openness
4. Chimes in the Garden
5. Elsewhere
パーソネル:
ネイト・マーセロー(g, synth, midi-g, live sampling)、ジョシュ・ジョンソン(as, fl, sampler, effects)、カルロス・ニーニョ(perc)
★2021~2023年録音