サックス奏者/作曲家のメリッサ・アルダナが、2年振りとなる新作『Filin』を2月13日にリリースすることが決定した。先行シングル第1弾として「La Sentencia」の配信がスタート。同曲のパフォーマンス動画も公開されている。
メリッサ・アルダナ Filin
Available to purchase from our US store.本作では、アルダナが最も尊敬するピアニストの一人であるゴンサロ・ルバルカバ(p)を迎え、ピーター・ワシントン(b)、クシュ・アバディ(ds)とのカルテット編成でレコーディング。さらにゲスト・ヴォーカルとして、アルダナの親友でもあるセシル・マクロリン・サルヴァントも2曲参加している。
自身の音楽の本質を更に深く掘り下げるために、以前からバラード・アルバムを作りたいと願っていたアルダナがルバルカバに連絡を取り、彼の故郷キューバの音楽であるフィーリンをテーマにした作品を提案されたことから本作のプロジェクトがスタート。1940年代後半から60年代初頭にかけて栄えたこの美しい音楽文化が現代において正当な評価を受けていないと感じた両者は、ジョン・コルトレーンの名盤『バラード』を理想形として制作に取り掛かっていった。フィーリンの歴史を学んだアルダナが心に響く楽曲をルバルカバと選曲。静謐かつ情感豊かなアレンジもルバルカバによるもので、アルダナによるメロディの表現を最大限引き立たせることに成功している。常にハーモニーを探求する長尺のソロで評価が高い彼女だが、ここで見せる演奏は楽曲のメロディを核に据えた滑らかで軽やかなもので、派手な演出無しでオーディエンスを魅了する新たな一面が垣間見える仕上がりとなっている。
本作について、アルダナは「フィーリンの音楽は、グレート・アメリカン・ソングブックの愛すべきバラードのようでありながら、歌詞がスペイン語であるからこそ私が繋がれたものでもある。今回は完璧なソロをプレイしようとは考えず、ただバンドの中で演奏しようとした。空間を残し、出来る限り存在感を保った状態で楽曲に呼吸をさせるためにね。年齢を重ねたことで自分を証明する必要が減ってきたのかもしれない。あとは、直感的にバラードのレコードを作る必要があるとも思っていた」と語っている。また、本作で重要な位置を占めているルバルカバは、今回テーマに据えたフィーリンについて、「この音楽は歌詞をより詩的で口語的な親密さを持つものとしてレベルを高め、卓越した技術とクリエイティブな優雅さを備えたミュージシャンやシンガーを生み出した音楽だ」とコメントしている。
■リリース情報
メリッサ・アルダナ Filin
Available to purchase from our US store.メリッサ・アルダナ AL『Filin』
2026年2月13日リリース 配信/輸入盤
収録曲:
1. La Sentencia
2. Dime Si Eres Tú
3. No Te Empeñes Más
4. Imágenes
5. Las Rosas No Hablan
6. Little Church
7. Ocaso
8. No Pidas Imposibles
パーソネル:メリッサ・アルダナ(ts)、ゴンサロ・ルバルカバ(p)、ピーター・ワシントン(b)、クシュ・アバディ(ds)、セシル・マクロリン・サルヴァント(vo on #3, 5)
プロデュース:ドン・ウォズ
★ニューヨーク州オクタヴン・オーディオ・スタジオにて録音
