キューバ生まれのピアニスト、アロルド・ロペス＝ヌッサが、ブルーノートから2作目となるニュー・アルバム『Nueva Timba』を9月5日にリリースすることが決定した。先行シングル第1弾として、「Bonito y Sabroso」の配信がスタートしている。

2023年の来日公演も好評を博したアロルド・ロペス＝ヌッサ。新作『Nueva Timba』は、アロルドの弟であるルイ・アドリアン・ロペス＝ヌッサ(ds)、ルケス・カーティス(b)、そしてハーモニカの名手であるグレゴア・マレ(harmonica)という、来日公演と全く同じ編成で、スタジオ録音とライヴ録音をミックスした作品。近年のラテン・ジャズの中でもとりわけ注目を浴びている彼ならではの親しみやすいサウンド、かつラテン・ジャズの未来への明確なビジョンを提示した内容となっている。先行シングル「Bonito y Sabroso」は、ベニー・モレの名曲を現代風にアレンジしたもので、エレクトロニクスとホセ・アンヘル・ブランコのビート・メイキングによってサイケデリックな色合いが加えられている。

数年前にキューバからフランスに移住したというアロルドだが、今回の作品はそういった「人生の変化」という経験が深く反映されているという。故郷キューバを想う気持ちや母親の死など、個人的な苦境に対しても前向きに立ち向かいながら創作されたという本作。そういった感情が明るいサウンドへ昇華されている模様も嚙み締めつつ、キューバン・ジャズの最先端サウンドを堪能したい。

　　　　

■リリース情報

アロルド・ロペス＝ヌッサ　『Nueva Timba』
2025.9.5リリース

収録曲：
01. Open (Live)
02. Bonito y Sabroso (Live)
03. Gitanerias (Live)
04. A Lyle (Live)
05. Cerca y Lejos (Live)
06. Niño Con Violin (Live)
07. Alma y Fuego (Live)
08. El Manisero (Live)
09. Guajira (Live)
10. Why (Live)
11. Bajista Guerrero (Live)
12. Final/New Day (Live)

パーソネル：
アロルド・ロペス＝ヌッサ(p, keys)、グレゴア・マレ(harmonica)、ルケス・カーティス(b)、ルイ・アドリアン・ロペス＝ヌッサ(ds, perc)、他