稀代のジャズ・ピアニスト、チック・コリアの生涯最後のツアーの模様を記録したライヴ・アルバム『トリロジー3』。その収録曲「ウィンドウズ」が、先日開催された第68回グラミー賞において「ベスト・ジャズ・パフォーマンス」部門を受賞した。今回の受賞によってチックは、1976年の初受賞以来、合計で29回目のグラミー賞獲得となり、ジャズ界における最多の受賞数となった。(これまではクインシー・ジョーンズの28回と並んでいた)。
チック・コリア・トリオ
『トリロジー3』
CHICK COREA TRIO TRILOGY 3
Available to purchase from our US store.さらに注目すべきは、クリスチャン・ブライド(b)とブライアン・ブレイド(ds)という現代ジャズ・シーンきっての名手と組んだこの「トリロジー」というトリオによる作品は、20015年に発売された第1作から連続して3作がグラミー賞を受賞したこととなり、ひとつのプロジェクトが3作品連続して受賞する、グラミー賞史上稀にみる快挙ともなった。
そして、2月4日(水)には、新たなライヴ・アルバム『ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム~旭川2005』が、日本限定でリリースされた。これは、2005年5月に旭川市の大雪クリスタルホール音楽堂にて行ったソロ・ピアノ公演を収録したもの。チック・コリアは同ホールの音響の素晴らしさに感銘し、生涯で通算5回訪問して公演を開催した。タイトル通り、アットホームな雰囲気の中、圧倒的な演奏を披露している。
また、初の公認本『チック・コリア・フォーエヴァー 音楽・人生・日本』(シンコーミュージック・エンタテイメント刊)が発売中。共演者やスタッフのインタビュー、貴重な発掘記事、各種論考や評論、日本関連の秘蔵写真や逸話に加えて、作品リストや来日公演記録などデータも充実した決定版となっている。没後5年・生誕85年というアニヴァーサリーに改めてこの音楽家の偉業に注目が集まっている。
チック・コリア
『ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム~旭川2005』
チック・コリア ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム~旭川2005
Available to purchase from our US store.ヘッダー画像:Photo © Taku Sakurai
